taro 川崎市岡本太郎美術館
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  企画展 「岡本太郎の写真−採集と思考のはざまに」  
「基衝棺の副葬品・守刀の柄の飾り(鹿の角)/岩手」1957年  「登野城海岸/石垣島」1959年
 
写真というのは偶然を偶然でとらえて必然化することだ。     岡本太郎
岡本太郎・土門拳「今日の芸術」『カメラ』1954年11月号

  2018年4月28日(土)〜7月1日(日)  
  岡本太郎は若い日に留学したパリで、画家としての方向を模索するかたわら、自分の行く道への裏づけを得たいという切実な思いから哲学や社会学に関心を持ちます。そして人間の生き方の根源を探るべく、パリ大学で民族学・文化人類学を学びました。パリでは、画家だけでなく写真家たちとも親しく交流し、ブラッサイやマン・レイに写真の手ほどきをうけ、引き伸ばし機を譲り受けたり、たわむれに展覧会にも出品しています。しかし、岡本が猛烈な勢いで写真を撮りはじめるのは、戦後、雑誌に寄稿した文章の挿図に、自分が見たものを伝える手段としてこのメディアを選んだ時からでした。
こどもたち、風土、祭りの熱狂、動物、石と木、坂道の多い街、屋根、境界。岡本がフィルムに写し取ったイメージは、取材した土地、旅先でとらえられたものです。見過ごしてしまうようなささいな瞬間の、しかし絶対的なイメージ。フィルムには、レンズを通してひたすらに見つめた、岡本太郎の眼の痕跡が残されています。旅の同行者である秘書・敏子は「一つ一つ、いったい、いつこんなものを見ていたんだろう、とびっくりさせられるし、そのシャープな、動かしようのない絶対感にも息を呑む。一緒に歩いていても、岡本太郎の眼が捉えていた世界を、私はまるで見ていないんだな、といつも思った。」*と述べています。
本展では、岡本がフィルムに切り取ったモチーフ、採集したイメージを軸に、岡本太郎の眼が見つめ捉えたものを検証することで、絵画や彫刻にも通底していく彼の思考を探ります。カメラのレンズが眼そのものになったような、岡本太郎の眼差しを追体験してみてください。

 *岡本敏子『岡本太郎に乾杯』新潮社、1997年

 
 

  ―開催概要―

  主催 川崎市岡本太郎美術館
  企画協力 楠本亜紀(写真評論家)
藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ)
  会期 2018年4月28日(土)〜7月1日(日)
  休館日 月曜日(4月30日を除く)、5月1日
  観覧料 一般800(640)円、高・大学生・65歳以上600(480)円、中学生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金
  協賛 株式会社堀内カラー
 


関連イベント

■レクチャーシリーズ 「写真・採集・思考」
“岡本太郎の写真”をめぐって、本展会場構成の建築家・藤原徹平氏の企画・司会によるゲストとの連続講演です。
第1回 柴崎友香(小説家)
日時=5月12日[土]14:00─

第2回 目(現代芸術活動チーム)
日時=5月19日[土]14:00─

第3回 下道基行(写真家)
日時=5月26日[土]14:00─

場所=美術館ガイダンスホール、企画展示室
定員=各回70名程度(要予約・要観覧券)
申し込み=電話受付(4月14日[土]10:00から受付開始)、先着順
*日時・内容が変更となることがあります。詳細は随時ご確認ください。

■岡本太郎の写真から「てつがく」する
岡本太郎の写真から見えてくるものは何か、参加者と共に語り、話しあいます。
進行=神戸和佳子(哲学)、楠本亜紀(写真批評)
日時=6月24日[日]14:00─16:00
場所=企画展示室
対象=中学生以上
定員=15名(要予約・要観覧券)
申し込み=電話受付(5月26日[土]10:00から受付開始)、先着順

  次回企画展 太陽の塔リニューアル記念
「街の中の岡本太郎 パブリックアートの世界」
 
《明日の神話》1968年制作/2008年設置 東京・渋谷

《太陽の塔》1970年 大阪・吹田

 

  2018年7月14日(土)〜9月24日(月)  
 

岡本太郎が多面的な活動の中で、公園や学校などパブリックな空間に創作した作品は、全国に70ヵ所140点以上に及びます。岡本は、作品が個人の所有物となることを拒みつづけ、誰でもいつでも見ることの出来るパブリックな空間に作品を創り続けました。そこには「芸術のための芸術」ではなく、芸術が我々の日常空間にあって社会と芸術をつなげる不可欠な存在であり、人間の根源的歓びと感動を呼び覚ますという彼の芸術理念が貫かれていました。

本展は、日本万国博覧会テーマ館《太陽の塔》のリニューアルを記念して、岡本が生涯を通じて社会に打ち出したパブリック作品を俯瞰するものです。会場にはモザイクタイルを使った初期の作品から大阪・千里の《太陽の塔》、東京・渋谷の《明日の神話》をはじめとする全国津々浦々に創られた作品を、その原型、原画、スケッチ、写真等で紹介します。場との迎合を否定し、対立することでお互いの個性を生かすという岡本の作品に込められた思いと、社会に打ち出されたメッセージを知る機会となることを願っています。

 
 

  ―開催概要―

  会期 2018年7月14日(土)〜9月24日(月)
  休館日

月曜日(7月16日、9月17日、9月24日を除く)、7月17日、9月18日

  時間

9:30〜17:00(入館は16:30まで)

  会場 川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
  主催 川崎市岡本太郎美術館
  協力 岡本太郎記念館、株式会社大和証券グループ本社、島屋史料館、
日本工業大学先進工学部情報メディア工学科、
東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクト、バシェ協会、有限会社デジアート
  観覧料 一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円、中学生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金
※常設展もあわせてご覧いただけます。
 

  ―関連イベント―

 

展覧会にあわせ、1970年の大阪万博で展示されたバシェ音響彫刻のイベントを開催します。

バシェ音響彫刻とは
フランスのバシェ兄弟は音の実験と研究を重ね「音響彫刻」という いままでにない響きを持つ作品を創作しました。1954年以降MoMAなど 世界各地で展示され、日本には1970年の大阪万博・鉄鋼館プロデューサ ーだった武満徹氏に招聘され来日。10名ほどの日本人の助手と共に 17点の音響彫刻を創りました。それぞれの音響彫刻には、助手をして くれた日本人への感謝の気持ちを込めて、日本人の名前が付けられ ています。
バシェ音響彫刻には、同じかたちのものは世界に2つとありません。 万博終了後ほとんどが解体されましたが、2013年から作品の修復プロ ジェクトが開始され、これまでに6基が修復されています。
今回期間限定で展示される「勝原フォーン」は昨年2017年に東京芸術 大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトにより修復されたものです。

 
 

■高田みどり・バシェ音響彫刻コンサート
打楽器奏者 高田みどりによるバシェ音響彫刻・勝原フォーンを使ったソロ・コンサート

  日時

7月22日(日) 15:00〜16:00

  場所 企画展示室
  出演者 高田みどり(打楽器奏者・作曲家・舞台芸術家)
  料金 観覧料のみ
       
       
       
 
 

■永田砂知子・バシェ音響彫刻コンサート
打楽器奏者 永田砂知子によるバシェ音響彫刻・勝原フォーンを使ったソロ・コンサート

  日時

7月29日(日) 15:00〜16:00

  場所 企画展示室
  出演者 永田砂知子(打楽器奏者・即興演奏家)
  料金 観覧料のみ
       
       
       
 
 

■バシェ音響彫刻レクチャーと音響体験
東京藝術大学でバシェ音響彫刻修復の責任者を務める川崎義博が、バシェ音響彫刻の仕組みとこれまでの取組みをレクチャーします。希望者は勝原フォーンを実際に体験することができます。

  日時

7月21日(土) レクチャー
13:00〜14:00 /音響体験 14:15〜15:00

7月28日(土) レクチャー
13:00〜14:00 /音響体験 14:15〜15:00

  場所 レクチャー・ガイダンスホール/音響体験・企画展示室
  講師 川崎義博(サウンドアーティスト、サウンドデザイナー)
  料金 レクチャー・無料/音響体験・要観覧料
  定員 レクチャー・80名/体験コーナー・25名
申し込み 音響体験を希望される方は、当日9:30〜受付で整理券配布(先着順)
 
 

甦れ!!バーチャルリアリティ 太陽の塔
日本工業大学の学生によるVRコンテンツの体験ワークショップ。 1970年万国博当時の「太陽の塔」と内部の「生命の樹」をVRで体験することができます。

  日時 8月11日(土)〜8月19日(日)(8月13日(月)を除く) 11:00〜16:30
  場所

企画展示室

  料金

観覧料のみ

       
       
       
       
 
 

■モザイクアートを作ったろう!
太郎の様々な作品で用いられている「モザイクアート」をコースター作りで体験します。 オリジナリティー溢れる作品を作ります。

  日時 8月11日(土)、12日(日) 10:00〜16:00まで
  料金

1枚300円

  定員 1日50名まで誰でも参加できます
  場所 美術館ギャラリースペース
       
       
       
       
 
 

■ギャラリートーク
担当学芸員が会場をめぐり岡本太郎のパブリックアートについて解説します。

  日時

8月25日(土)、9月16日(日)、9月24日(月)
いずれも14:00〜14:45

 
  開場 企画展示室
  料金

観覧料のみ

       
       
       
       
お問い合わせ
川崎市岡本太郎美術館
〒214-0032  川崎市多摩区枡形7-1-5
TEL:044-900-9898 FAX:044-900-9966 http://www.taromuseum.jp
 
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